今月発売の書籍.タイトルはBIZARRE EDIBLE PLANTS.著者はJOSEPH SIMCOX(真ん中の人), IRINA STOENESCU(ジョセフさんのパートナー), YU ONOCHI(右端の人:通訳兼).食べられる植物を探して世界中を駆け巡るジョセフさんが突然16時からゲリラ講演をすることになり,講演が始まる前のワン・ショット.左端はフォトグラファーのアンソニーさん.撮影禁止の看板があるが,この講演のみ撮影OKとアナウンスされた.
講演内容は…
今の子供たちは自分の食べているものがどこからどうやって来ているか知らない.世界にはまだまだ知られていない食べられる植物がある.これら植物を紹介するのは植物オタクのあなた方の役目かも,というようなもの.たくさんの植物映像を紹介していたらキリが無くなり終了に!
ここでは講演を聴くきっかけになった出来事を書いておこう.
会場内をウロウロしていて何も知らずに本がズラリと並んでいるブースへ.外人さんが二人座っている.どうやら新発売の本がある模様.手に取って見ていると他の人達が本を買って外人さんにサインを求めている.なるほど著者の人か.タイトルに惹かれて私も購入することに.
通訳の小野地さんを交えてジョセフさんに何を育てているか聞かれたのでTropaeolumを育てていると言うと驚かれて本の中にTropaeolum incisumが載っている,とそのページを開いて見せてくれた.incisumも栽培していると言うとさらに驚かれた.(^o^) そしてイモを食べたことがあるかと聞かれ,思わず「そんな!もったいないですやん,食べられませんよ~」と答えてしまった.(^^; ジョセフさんによるとわさび味がするんだとか.ふむ,ナスタの種と一緒なんだ.(・_・) 面白い!(^o^)
こんな事があって急にジョセフさんに親近感が湧いた.
味見出来るほどincisumのイモが出来たら良いのだけど,蓼科に置いている種からスタート組はほとんど地上部が干からびたし,イモもごく小さなものしか出来ていないだろう.本に載っているようなデカいイモはいったい何年ものなんだろう…と気が遠くなる思い.今年は1つも花を見ることが出来なかったincisum.チビイモが出来ていれば来シーズンに期待がかかる.次回蓼科に行ったらイモ・チェックしないと,と思っている.
ともあれ今回のイベント参加でこれが一番印象に残る出来事だった.