尖石遺跡の広場で一面に拡がるタンポポ.
昨日のこと,散歩中二人の男性に出会った.一人はスーツ姿,もう一人は普段着.この二人がしゃがみこんで何かやっている.
タンポポの研究?と思い声をかけてみた.予想通り,セイヨウタンポポ(写真右)と日本のタンポポ:ここではシナノタンポポ(写真中央)を見ておられた模様.裏を見るとすぐどちらか判断がつく.
普段着の男性が現在のタンポポの分類状況やその見分け方などのお話を教えて下さった.以前はセイヨウタンポポ VS エゾタンポポという具合に分類されていたが,ここに生息するのはエゾタンポポの亜種扱いになっているシナノタンポポなんだそうだ.種の分類は例によって見分け方がややこしい.中には見た目だけではまったく見分けがつかず,DNA鑑定してようやく同定されるものがあるんだとか.たかがタンポポ,されどタンポポ.
ここにある一面のタンポポ原っぱだが,セイヨウタンポポ:シナノタンポポは8:2の割合なんだそうだ.そこでシナノタンポポを保護する活動をスタートされる,というお話だった.
そして今日散歩した時に別の場所に「シナノタンポポ保護地」と書かれた札を見つけた.どうやら昨日の原っぱの一角からシナノタンポポを移植した模様.どの株もクターっとなっていたが今日午後からの雨で復活してくれることを祈ろう.
でもこれ,タンポポの花が終わって種を飛ばす時期にはどうするんだろう?このままではセイヨウタンポポの種がドンドン舞い込んで来そう.フタするのかな?なんて思いながら見ていたのであった.(^^;
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