レピドム60号.満開をやや過ぎたころ.
真ん中あたりに首をうなだれ,終わった花が見えている.でもまだまだ花盛り.
この株,実に良い香りを漂わせている.果物など,熟して腐る一歩手前が一番オイシイと言うが,まさにそれに近い感じ.
数日前からレピドムの花の香りをチェックをしている.階下から上がってくるタバコのニオイ(最悪!),カレーを炊き込むニオイ(勘弁して~!),それにコーヒーの香り(良い香りだけど今は邪魔!)にもめげず,ひたすら一鉢ずつ香りを確かめる.翌日の花粉症の恐怖におびえながらもマスクをはずし,ひたすら香りをチェック.
前に香りがした株が今日は香りがしない.前に香りがしなかった株が今日は香りがする.う~みゅ,何故?
どうも1つ1つの花の成長と関係がありそう.咲いたばかりの花は香りがしない.数日経ってようやく香り始める.もっとも,ここ数日は気温が低いので香り始 めるのに時間がかかっているように思う.香りを放っていた花も老いてくると香らなくなる.全体的にたくさん咲いている花で,ピークを過ぎた頃が一番良く香 る,というのもうなずける.花はたくさん咲いているけど,まだまだつぼみも多い…という株は「まだ香っていない」場合がある.きっと花がまだ未熟なんだ な….
ただ,やはり香りの強い株とそうでない株は存在する.そして香りの質も株によって異なっている.スィートアリッサム系の香り(不明株の香りに近い…もしか して不明株との雑種?)と元来のレピドムの香りがある.う~ん,香りも奥が深い.きっとDNAに香り情報も刻まれているんだろうなぁ.花色は画像で表現で きるけど,香りは伝えられないのが残念だ.
PR