
3/3に京都植物園へ行った際,展示即売会で入手した雪割草6株.
某所で2株買った時に200円引きしてもらい(値切った訳では無い),国際雪割草協会関西支部のブースでは2株買ったら2株オマケしてもらった.(これも欲しいと要求した訳では無い) いずれのトコでもあれこれ話こんでいたらオマケしてもらったのだ.
小さい花だけどジッと見つめているとそれぞれ個性があってとても可愛い.
雪割草は私にとってはまるで未知の植物.関西支部のお兄さんにいろいろ教えてもらった.
雪割草もヘレボと同じで種が出来てから花が咲くまで3年ほどかかる.
1つの個体で採れた種から様々な花が咲く.
八重の遺伝子を持っていれば,一重の花から八重の花が咲くこともある.
交配には歯石取りの道具やピンセットを使う.
灼熱の大阪市内にお住まいのお兄さんの夏越し方法は…
黒の寒冷紗を3枚重ねにする.
その上からシルバーのものを2枚重ねる.
雪割草を置いた棚はおかげで真っ暗.
これで風通しが良ければ言う事無しだが,ベランダなのでそうはいかない.
水やりは鉢土が乾いたら霧吹きでシュッシュッとする程度で水分過多に注意する.
だそうな.肝心の夏越し成功率は聞くのを忘れた.
ブースに並んでいる雪割草の価格は千差万別.ふと目がとまった(いや,目が点になった)のは15万という価格.

この株のどこが良いのか聞いてみた.(私には分からん~~)
三段咲きだということ.
花の色の組み合わせ.
それに完成形だということ.
ちなみに完成形という株には雄しべが無い.よってこれ以上の交配は不可能なので「完成形」なんだとか.
「え~,それじゃ交配の楽しみが無いじゃないですか」とツッコミ入れると「いや,完成したものを手元に置いて楽しまれる年配の方もおられるのです」とのこと.
そういえばヘレボでは八重(特にゴールド系)の場合,花粉が出にくく交配が難しい.
雪割草では雄しべが弁化して八重咲きになっていくのでだんだん雄しべの数が減っていく.
中には1本の雄しべだけの花という事も有り,その貴重な花粉を使って交配するのだとか.
「老眼鏡…いや,虫眼鏡が要りますね」と言うと「そうです,そうです.マニアの方は売り場でも虫眼鏡持参で花を覗いておられますよ」とのこと.マニアックな世界はあるものだ.
で,まずは入門編の花を教えてもらいながら選び(ただし,どうせなら八重の遺伝子を持っている株),連れて帰った.
花はまだ咲いているが特に交配はしていない.ベランダには蜂さんたちが来ているので彼らに任せておこう.これで種は出来るかな?と密かに期待.その前に水切れで枯らさないようにしないと!