八ヶ岳薬用植物園で出会ったオオセンナリ(Nicandra physaloides).
上から覗いて見たところ.
ナス科の一年草でペルー原産.
花の中心が白で周囲が紫,この配色は青ナスタを思い出させる.
原産地が南米の植物には惹かれるものがある.
地植えにされていたこの株は草丈60~70cmほど.
名札には「毒草」と書かれていたのが新鮮だった.他にも毒を含むものはいろいろあるのに何故これだけ「毒」を強調しているんだろう?きれいな花だから採っていく人が居て事故でもあったら困るから?
ふと入られては困る土地の入り口に「マムシが出ます」の看板を見たのを思いだした.地元の人に「マムシが出るんですか?」と尋ねたら「そんなモン出ませんよ~.あれは人避け」と言われて妙に納得したのを覚えている.
ただ,このオオセンナリが毒草なのは本当の話.実が毒を持つらしいが,どんな毒なのか詳細が定かでない.調べてみてもよく分からないと思ったら,「突然死を引き起こす未確認の毒」という記述が海外サイトに載っていた.
南米原産の植物には魅力的なものが多いが謎も多い.
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