京都植物園でセミナー後に見せてもらったヴェシカリウスの鉢.
なんとまぁ立派な株!セミナー参加者の女性がご自宅から持参されたもの.6年くらい経っているとのことで昨年はたくさん咲いて種もとれたが,今年は真ん中付近に1つ2つ花芽があるだけで,これは咲かないんじゃないかなぁとおっしゃっていた.
それにしても立派な鉢.山野草鉢で有名な「伝市鉢(でんいちばち)」と言うそうな.丹波産の焼き物らしい.これだけの厚さと深さがあるのは魅力的.トロパエオルムにも良さそう.(^^)
京都在住の方で,暑い京都で良くここまで育つもんだなぁと思ったら,種まきからやっておられるとのこと.種からまいて暑い環境に慣れてもらわないとダメらしい.お若い方だが栽培に年季が入っておられる.
なんせ10粒まいたら発芽するのが半分,そして育つのがそのうち1つか2つ.数で勝負しないといけないみたい.私が去年購入した一年苗を枯らしてしまった話をしたら,苗1つでは無理と言われた.そんなモンなのか.今年も苗は1つ.先は険しい.(^^;
土は自家製ブレンド.クンタンではなく炭粉(すみこ)というのを使っておられた.クンタンは細くてさらさらしているが,炭粉はしっかりした形をしていて指でつまめる位の大きさ.それにベラボンを多用されていて水はけ重視.
梅雨でも雨の当たる場所に置いているが水はけが良いので大丈夫.ただ,夏の暑い時期は木陰に鉢を移動するとのこと.
ちなみにこの鉢,鉢底穴はどんな具合?と思ってソッと片方を持ち上げて(異様に重い!)覗かせてもらったら直径5cmほどのデカい穴が開いていた.さすが山野草鉢,水はけ抜群.
う~~ん,世の中には凄い鉢があり,その鉢を使いこなす凄い人が居る.セミナー以上にインパクトがあって感動した.(横山さんゴメン)(^^;