先日訪れた京都府立植物園の園内.雪割草の名札が立っていた一角.
ピンクや紫の雪割草が開花中.樹木に被われる日陰地.優しい木漏れ日が届く.こういう環境で京都の暑い夏を越すんだ~とビックリ.
場所は変わって,京都の展示即売会コーナー.
見事な雪割草がズラリと並んでいる展示場所.
森和男さんに挨拶しがてら雪割草の夏越しについて尋ねた時のこと,森さんはツカツカと歩いてこちらのコーナーへ.ひょいと鉢を持ち上げて「底を見てみ,ほとんど穴や.これが雪割草鉢.」と教えて下さった.そう,「雪割草鉢」という専用鉢が売られているのだ.
で,大阪の咲くやこの花館即売会・某ブースでも雪割草の夏越しについて聞いていた.長期留守にする場合,水を張った皿に鉢を浸けておいて雨の当たらない場所(ハウス内棚下)で保存するらしい.「葉に雨が当たるとダメになるので雨を当てない」のが常識の模様.自然界では落ち葉の上に雨が当たり伝って流れて行くので雪割草のダメージにはならないそうな.
で,森さんに尋ねてみた.「水に浸けると言っても水浸しはマズイんじゃないですか?」と.
森さんは「そら水浸しはアカンで」と.根が水浸しにならぬよう注意が必要.ということで受け皿の水位がポイントになりそう.
国際雪割草協会のブース(京都)でも店番のおじさんにいろいろ尋ねた.夏場は遮光率85%の遮光ネットを3枚重ねにして真っ暗にしたところに雪割草を置くんだそうな.(@_@)
雪割草の夏越しって苦労が多そう…しかし皆さん,そこまで苦労してでも育てたい植物なんだなぁ.大阪での夏越しは前途多難.ダメモトで挑戦あるのみ!と痛感したのだった.
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