一ヶ月ぶりの矯正歯科通い.
今日は待合室が患者さんでいっぱい.師走ということで,年末までに治したい・新しい入れ歯で新年を迎えたい(?)というような人が多いんだとか.
歯並びはほぼOK.後は上の歯について,矯正装置を取り外してから矯正した歯が元に戻ろうとするのを利用して,オーバー・コレクションという措置をとることになった.オーバー・コレクションというのは,言わば「やや矯正しすぎ状態」(元々凹んでいた歯は出っ歯気味にする)にしておいて,歯が元に戻ろうとするとちょうど良い位置に納まるように仕組む操作方法のことらしい.どれくらいオーバー・コレクションにするか(どの程度の力でどのくらい引っ張っておくか)というさじ加減が難しそうだ.
下の歯は現状維持となった.成長期の子供と違って成人の場合は歯根形成に時間がかかる.歯根が安定するまでできるだけ長い期間歯を固定しておいた方が良いらしい.と言ってもきりがないので,ある程度のところで見切りをつけて装置を外すんだとか.ともあれ装置を外すタイミングは上下同じとなるので,上の歯の矯正が終わるまで下の歯はお付き合いという事になる.
今後の見通しとして,順調に進めば来月診察時に補定装置用の型どりをして,その翌月矯正装置を外し補定装置に入れ替えましょう,という事になった.補定装置というのは,矯正装置を外した後,さらに歯を安定して固定しておくための装置.これは自分で取り外し可能なので,歯磨きの時は取り外して磨くことになる.
いよいよ矯正装置を外すという話が出てきてヤレヤレという感じ.上の歯の裏側から半円形になって支えている装置(ワイヤー)があるのだが,これにはハクサイやニラやネギやモヤシ,エノキダケ…といった繊維の長いものが引っかかりやすく,食事の時には大いに苦労させられた.これが無くなると格段と食事が楽になるだろう.あぁ,その日が待ち遠しい.
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